若者向けの留学・進学支援コース、続々 国や企業が後押し(MONEYzine)

2014/03/31 (月) 15:51 | Blog

Yahoo!ファイナンスニュースからの引用です!
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20

若者よ、もっと世界を肌で感じろ。そんなエールが、いま日本では日増しに高まっている。

いまや何ごとも、1国や特定の狭い地域だけで完結することは少ない。ビジネスの場合も、世界中のさまざまな場所が市場となるのが当たり前となった。そうなると求められるのがグローバルな感覚を身に付けた人だ。そこで育成の手段として、海外への留学があらためてクローズアップされている。なかでも国の将来を担う若者には、国や企業が積極的に後押ししている。

今年から始まった「トビタテ! 留学 JAPAN 日本代表プログラム」は、文部科学省が音頭をとる官民恊働海外留学支援制度。返済不要の給付型奨学金で、経済面で海外留学をバックアップする。奨学金が月額12万円~20万円まで、渡航費用は10万円~20万円、学費等が最高30万円となっている。

制度では、留学先は不問。つまり民間の研究機関など学校以外でもかまわない。さらに留学の目的も、世界大学ランキング100位以内の学校での修学はもちろん、スポーツや芸術分野や、新興国でのボランティア活動も可としている点が特徴だ。なおこの制度が利用できるのは、国内の大学院、大学、高等専門学校などに在籍する日本国籍か永住権を持つ学生で、今年度は300名の予定だ。留学期間は1カ月から最長で1年。

文部科学省を中心に、高校生の短期留学についても新たな取り組みがスタートしている。こちらは「社会が総がかりで行う高校生留学促進事業」の一環で、高校生の2週間以上1年未満の短期留学にも、支援金として1人10万円が予算化されている。今年度は1,300人。地方公共団体や学校、高校生の留学・交流を扱う民間団体等が主催する海外派遣プログラムへの参加、もしくは個人留学する者(個人留学は長期のみ)に留学経費が支援される。

こうした流れを受けてか、大手予備校では、海外の有名大学を受験するための専門コースの開設が相次いでいる。駿台グループ(東京都千代田区)で今年4月開講する「スーパー 海外難関大併願コース」は、中学1年生から高校1年生を対象に、東大、京大といった日本の大学と、ハーバード大、イェール大といった海外の名門大学の同時合格を目指すものだ。同コースでは、英語力ほか海外受験に必要なノウハウを身につける。入学金は中学生で25万7,040円。月謝は4万円から7万円。ほかにも早稲田アカデミー(本社:東京都豊島区)の「TW Boosterコース~東大医学部、ハーバードに近い英語塾」などと、一連の動きは活発化するばかりだ。

明治維新など、日本の大きなターニングポイントの際、舵取り役として活躍した人々は若くして海を渡り、国際感覚を養った人材だった。いかにテクノロジーが進化しても、百聞は一見にしかずは変わらない。平成の若者も、加速する国際化のいまこそ、積極的に海外で学ぶ時なのかもしれない。

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