大自然災害

2018/10/16 (火) 08:59 | Blog, 保険関係

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迷走台風12号が通常の台風の進路とは逆に、紀伊半島東側から上陸し瀬戸内海を東から西へ通り抜け、九州北部から南部に南下し、屋久島付近で1回転のひねり技を見せ西に進路を取っています。
先日、西日本豪雨による大きな災害が会ったばかりなのに、台風12号がどれだけの新しい被害を西日本にもたらしたのか、本当に心配です。

ここ10年の水害の被害金額が大きかった年は ——

1 2011年 7290億円 (福島の津波被害は除く)
2 2017年 5310億円
3 2016年 4620億円

です。2018年の被害金額は、2011年を超えそうな勢い。西南諸島では、気温・水温共に高くなっており大気の状態も非常に不安定で、いつ新しい台風が発生してもおかしくない状態とのこと。新たな台風など発生せずに、被害がないことを祈るのみです。

世界的な異常気象のせいか、フランスでも毎年のように1年を通して豪雨・突風による自然災害が発生しています。フランスで大きな自然災害が発生した場合は、保険の支払いは次のように処理をします。

国が大自然災害(CAT/NAT)と指定した場合
免責金額を国が決定し、それに従って保険会社は
保険料を支払う
免責金額、保険で支払われなかった災害そして
未保険者への救済は、国のCAT/NAT基金から支払う
CAT/NAT基金は、フランス全ての財物保険の
保険税でまかなわれている

CAT/NATと指定されない災害は、通常通りの支払い

CAT/NATの保険税は、広く国民と会社から徴収されています。全ての個人の住宅保険には、約700円/ 年、そして会社の財物保険には、保険料の10%前後の税金がCAT/NAT基金の為に徴収されています。

日本にはまだこのような税金・基金はないと思いますが、これから大自然災害が頻発することを考えると、被害にあった全ての国民の救済と保険会社保護の為に、創設してもいいのではないかと思います。

CAT/NATは、”CATastrophes NATurelles“の略語です。

「今日の一句」

お巡りさん 逆走台風 捕まえて
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